ドイツの難民政策

 ドイツの姉妹都市トリーア市のギムナジウムの校長先生フーバー先生を囲んでドイツ大好きの有志と意見交換会を開催しました。

 前半はアオーレの市民協働室を会場に「ドイツの難民政策と現状」についてフーバー先生から講演いただきました。シリアやアフガニスタン、そしてアフリカ諸国からの難民受け入れ総数100万人超、そして昨年のウクライナ戦争勃発後のウクライナからの避難民の受入れ約100万に計200万人もの受け入れの現状を聞かせて貰いました。

 少子化の進むドイツですが難民や避難民を受け入れることで昨年の人口統計はこれまでで最高、にもかかわらず産業界での人手不足は解消されていないとのことです。

 人口対策、国際協調、平和外交等様々な観点から考えられ積極的に進められている難民そして避難民受け入れ政策は、日本が学ぶべきところが多々あるように思えました。

 日本は未だ難民受け入れには大変消極的です。昨今の産業界、経済課では多様性、持続性など「SDG’s」という言葉のみが飛び交っていますが、現実の日本はそれらを否定し、国際的に既に孤立しているようにさえ思えます。

 これからの日本は、江戸時代のように鎖国するのか?或いは、今後積極的に難民受け入れも含め海外からの移住者の受入れをするのか?を選択する時期ではないかと思います。

 政治家のみなさんしっかり議論して早急に結論を出して貰いたいと思います。