道付け

 一之貝には残念ながら除雪車が入らない世帯がまだ幾つもあります。ぽつんと一軒家という所ジョージの番組が人気ですが、雪国にでは、降雪期間ぽつんと一軒家ではまともな生活が出来ません。

 今回のドカ雪で88歳になる独居世帯のA爺ちゃんは「かんじきで雪道を付けて欲しい!さもなければ外に出られない」とのSOSを出してきました。

 長岡市街地から容易に出ることが出来ない中、12時過ぎの3回目の脱出作戦でどうにかこうにか一之貝に辿りつき、先着していた職員と共に3人で1mを超える新雪をラッセルしながら30分掛けて爺ちゃんの家に到着しました。

 少しは「八甲田山の行軍」の苦労を体験した思いでしたが「ありがと!」と笑顔で迎えて呉れた爺ちゃんを見て疲れも取れ、家の中で温かいお茶をいただき少しの間でしたが歓談できました。

 今日はその他3人のお婆ちゃんからSOSが出させていたので、その後、訪問し安心された顔を見えたことに遣り甲斐を感じ「明日から忙しくなる!」と気持ちを新たに帰途に就きましたが、途中、渋滞にはまってしまい家に着いたのは7時近くでした。