村普請

 毎年恒例の大沢入(オオゾリ)地域の水路の草刈りが行われ、8時、担い手センターに終結した軽トラは一斉に目的地に向け出発しました。農家の担い手の高齢化で毎年参加者が減って来ていましたが、今回から青年団の若手が4名参加してくれました。

 UNEの割り当て個所は、田んぼが最高地点にあることから水路の最上部、例年、人員配置の指示がなされていないため難儀をし、そしていつも作業終了は最後でしたが、今年は、若手の方々はじめとする人員加配をして貰い10時半過ぎには完了することができました。

 年配者でなければ作業の範囲や作業の手順が分からないのも大きな課題、年配の方々からしっかり引き継ぎをして次世代へバトンタッチすることが肝要と感じさせられた今回の村普請でした。

 昨日の熱海市の土石流による大災害は、山、水路、農道の管理が行き届かなくなったことが最大の原因であると思いますが、毎回繰り返して報道されることは「記録的な降雨」ばかりです。

 自然災害よりも人間の管理不行き届きである「人災」であるということを認識し、政治、行政の「怠慢?」を認め、農業、林業を通じての国土保全を推進すべきかと思います。

 参加者全員 刈払い機(草刈り機)を持参しての危険な作業ですが、みなさん慣れたもので手際良くやられます。

 これまで10年間、幸いかな?事故や怪我はありませんでしたが、高齢化、そして人手不足による作業強度の増大で今後どうなるか大変心配です。

 熟練した高齢者がいなくなり、若者が直ぐに補完できる作業でもありません。どうにか対策を考えなければならない時期かと思います。