2021年 あけまして!

 「トンネルを抜けるとそこは雪国だった」「年が明けると一之貝は大雪だった!そして年が明けてもウイルス禍は拡大するばかり!」

 ウイルス禍吹き荒む年頭、果たして今年中にウイルス禍は終息するのでしょか?

 2021年の年頭の挨拶は「おめでとう!」ではなく「みんなで知恵を出して、どう上手くウイルスと付き合って行くか考えよう!」を合い言葉にスタートしたいと思います。

 新しい生活様式そして働き方、社会の仕組みの見直し、そして人それぞれの生き方についてみんなで議論したいと思います。

 昨年は、バス路線の廃止に伴いUNEの通院送迎サービスの利用者が急増しました。そして、この大雪でこれまで頼んでいたシルバーや業者が対応出来なくなったので、UNEに雪下ろしを依頼される高齢者世帯も急増しました。

 また、昨年3月まで9年間継続してきた地域の高齢者の見守りを兼ねた2ヶ月に一度の資源回収も市の突然かつ大幅な奨励金(補助金)の削減で実施経費が捻出することができなくなり中止せざるを得なくなりました。

 最近では、本来補助金の対象者であるにも関わらず「申請するのが分からなかった、申請期限を遅れてしまった」という理由で支援が受けられないという相談を受けたりし、本来、政治や行政がきちんとしなかればならない範疇の仕事が、年を重ねる毎にUNE、NPOが請け負わなかればならなくなって来ている状況に疑問を感じています。

 10年前UNEを立ち上げたときの私たちのNPOの定義は「行政や企業が性質上出来ない公平性・平等性を欠いたり、営利を目的としない仕事、行政と企業の仕事の隙間を埋める仕事」をする集まりとしておりましたが、最近は、行政が責任をもってやらなかればならないことをNPOが下請けし補完しているように感じて来ました。

 2021年は、日本政治、地方自治の有り様について、ウイルス禍克服の方法と共に、みんなでしっかり議論し、実践していきたいと思います。