社会福祉士研修会

 新潟市総合福祉会館で開催された新潟県社会福祉士会・生活・更生保護・児童家庭支援班の研修会に招かれて「生活困窮から自立に向かう一歩を共に歩む」「なぜいま農業×福祉なのか?~UNEの理念・取り組~」と題して約50名の方々にお話しさせて貰いました。

 後半は10人位のグループに分かれてワークショップが行われ、意見交換させて貰いました。

 福祉専門の方々ばかりでしたので、福祉現場の課題などについて意見交換させていただきました。

 当然のことですが、社会福祉士の方々が活躍されている市町村や社協などによって、テーマ毎の取り組方が大きく違っているのには一寸驚きました。

 特に数年前から大きなテーマとなっている「生活困窮者」の対応については、厚労省の制度がまだしっかり定まっておらず予算的措置がより具体的に示されいない現状に於いては、市町村の温度差を感じました。

 講演で「政治は予防、行政は治療」というフレーズを強調しましたが、生活困窮が大きなテーマになっている今、治療を施す行政:国、県、市町村がしっかりしなかれば、症状はどんどん重くなって行きり、取り返しの付かない状況になるということを自覚し、早急なる施策を立てて欲しいと思います。

 具体的な数字目標を掲げなかれば、現場で活動している社会福祉士の力は発揮できないとも感じました。