喉が涸れる

 今年の5月はこれまでなかった程、乾燥した5月であったとのことで、例年よりも降水量も少なく晴天に恵まれました。また、今冬は雪も少なかったために山が蓄える水も少なく、天水と湧水が頼りの棚田は喉を涸らしています。ご覧の通り田植えの際に抜かった足跡がくっきりと残り、また、田面を靴で歩くことが出来る位乾燥しきっています。このままでは稲が枯れてしまいます。

 平場の田んぼは用水が完備しており、近年は殆どこのようなことはありませんが、土地改良が行われていない棚田はどうすることも出来ません。幸い一之貝は7つもの溜池を持っており、渇水時には溜池の水を引くことができるので本当に助かります。

 今晩雨が降らなければ明日溜池から水を買う「水引」をする予定です。

 これから雑草との戦いが始まると思った矢先、前哨戦で水との戦いがあるとは思いがけない出来事です。