お便り紹介17

一之貝物語
 一之貝小学校の頃、冬は何をして過ごしていたかなぁと思い出していました。スキーやソリ、かまくら等の雪遊び。将棋や百人一首等をして過ごしました。

 まだテレビゲームは、出始めでとても高くて買って貰えなかったです。秋に農作業が落ち着くと父は、出稼ぎに行きました。部品の工場だったり、パン工場だったと思います。

 普段叱られてばかりなので冬の間父が不在も寂しいとと言うよりホッとしていました!?雪が融け始めると祖父は、囲炉裏や堀ごたつの灰を「み」に(ちりとりの大きな物)入れて家の周りや田畑にまきました。枯れ木に花は咲きませんが、灰の色が太陽の熱を吸収しやすくするので雪が早く消えるそうです。田畑は、そのまま肥料となり一石二鳥!!先人の素晴らしい知恵です。

 そうこうして出稼ぎから父が帰ってきました「わぁい」と言いたい所ですが、久しぶりなのと又何かで怒られると言う複雑な心境。その後お土産のロボットに大興奮!!「わぁ~い」と歓声を上げました。