お便り紹介15

一之貝物語
 12月も20日を過ぎると慌ただしさを増してきます。ちょっと昔は、どこの家でもお正月の餅つきをしました。休日の朝にいつもより早く起きて、物置の竈(かまど)に火を入れてお湯を沸かし、久々に出した臼や杵にかけて熱湯消毒をします。もう一度お湯を沸かして、今度は餅米を蒸かします。だんだん家の隅々まで蒸しあがる香りが漂います!『よ~しやるか』蒸し上がった餅米を臼に入れて、杵は祖父と父、餅を引っくり返すのは祖母と母で、チョツカイ役が子供二人!?『やりたい』と手を出しチョロチョロするので叱られました。 

 ぺったん、ぺったんと調子を合わせ餅をひっくり返しているうちにお餅の出来上がり。伸し板と伸し棒で平たく伸ばして、格子状にきりそろえて完成です。

 父の兄弟等県外の親戚にも送りました。つきたてにきな粉をまぶして食べると、甘くて柔らかくて何とも美味しいかったです!!

 祖父は、猟に着いて行くのが好きでその時に焼いた餅を必ず持参し、お昼に全部食べずに残しておきます。雪山歩きは、体力を消耗し急にお腹が空き動けなくなってしまうそうです。その時、餅を食べると元気が出て無事に帰れるのだと話ていました。
 今は、餅つき機どころか、買ってくれば、真空パックでいつでも食べられるようになりました。

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コメント: 1
  • #1

    ミヤマオクヤ (火曜日, 13 1月 2015 14:17)

     餅つきも懐かしいですね、我が家は12月28日とほゞ決まって
    いました。玄関先の土間に臼を置き、蒸した餅米を入れおやじさんとおふくろさんが(当時は、っあ--、かっかぁ-と呼んでいました)ついていました。子供たちはやはりつきたてを食べました。
    それと、秋の深まった頃やはり土間で大きな釜で豆を煮て回転する機械で豆をすりつぶし、臼で大きな味噌球を作りそれを囲炉裏の上に吊るし、一か月程乾燥させてからやはり臼に入れて
    潰し、仕込んでいたのを思いだしました。